さきほどクラレンス宅を訪れていたジリアンちゃんが、おうちへ帰ってきました。
ジリアン:「おに〜ちゃん
入ってもいいかな?
」
ジャスティン:「ジリアン・・・」
ジリアン:「実はねー、今さっきクラレンスん家に行って来たんだ」
ジャスティン:「えっ!? そ、そう・・・。彼、どんな様子だった・・・?」
ジリアン:「へへへ〜。それがね、もうあの男ってば辛気くさいったらないね!
お兄ちゃんに思っくそ振られて沈没してやんの。
頭丸めて坊さんになるとか言っちゃってさ〜、バッカだよねー、あいつ
失恋したから修道院に入るなんざ、バチあたりもいいとこだっつうの!」
ジャスティン:「・・・・・。」
ジリアン:「で、でね、お兄ちゃんにひどいことしたって、謝ってたよ」
ジャスティン:「・・・・・・・・・・。」
ジリアン:「・・・ねぇ、お兄ちゃん。どしてクラレンスから逃げちゃったの?
彼にキスされて、気持ち悪かった? 好きって言われて、嫌だった?」
ジャスティン:「・・・そんな! 気持ち悪いなんて・・・嫌なんて・・・・・。
ただ僕、あんなふうに人から愛情をぶつけられたことがなかったから、
すごく・・・びっくりしたんだ・・・・・」
ジリアン:「じゃあ、彼のこと嫌いで逃げたんじゃないんだね」
ジャスティン:「うん・・・・・」
ジリアン:「じゃあじゃあ、どっちかっつーと、好き?」
ジャスティン:「う・・・・・」
ジリアン:
「もしかして、すっご〜〜〜っく、好き!?!?!?」
ジャスティン:「・・・・・
!」
ジリアン:
「じゃあ! じゃあさ! その気持ち、彼に伝えてあげなよ!!」
ジャスティン:「
ダ・・・ダメ! ダメだよ、そんなの!! だって僕、
『硬派』のシムだもの・・・。愛情表現が苦手だもの・・・。
ク、クラレンスだって、そんな僕と恋人になったら退屈するに
決まってる。そして僕のことなんかきっとすぐに飽きて、他の
シムのことが好きになるに決まってるよ・・・」
ジャスティン:「そんな辛い思いをするくらいだったら、初めから恋人になんかなりたくない。
親友のままでいたいんだ・・・」
ほほう・・・。
わかっちゃいたけど、ジャスティン君も実はクラレンスのことが好きだったんですか・・・。
それでも彼を拒んだのは、硬派の特質を持ったシムならではの心理が働いたからだったのですね。
でも私は個人的に硬派のシムは好きですけどね!
コレと決めたパートナーができたら、絶対浮気しないしね!
『シム日記 第56話』 に続く→
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